トランシングで最も重要視しているものの一つが、メタ認知です。
メタ認知とは、一言でいうと、
「自分の考えや行動を、もう一人の自分が客観的に見ている状態」です。
自分の中のもう一人の自分とも言えますね。
●「今、自分は焦っているな」
●「この考え方、ちょっと偏っているかも」
●「感情で判断しそうになってる」
こうやって
自分の思考・感情・行動を“上から見る力”が、メタ認知です。
そして、このメタ認知をトレーニングする事こそが、トランシングの核心とも言えます。
怒り・不安・焦りに振り回されにくくなる
主観だけでなく客観視できる
「なぜうまくいかなかったか」を分析できる
■ メタ認知の構造
メタ認知能力は大きく2つの種類があります
1.モニタリング(気づく力)
「今の自分どうなってる?」と気づく
2.コントロール(調整する力)
「じゃあどうする?」と修正する
忘れがちですが、あなたの中には「もう一人の自分」であるメタ認知が存在します。
メタ認知は、主観で捉えている自分とは別の視点から、自分自身を客観的にとらえて物事を判断したり、意識している「もう一人の自分」です。
普段はあまり意識する機会がなく、その存在は忘れがちですが誰もが皆、無意識に主観とメタ認知を使い分けて生活しているのです。
トランシングでは特に、このメタ認知を重要視して、意識して活用することで自分自身のコントロールを効果的にします。
例えば多くのコーチングでは、目標と現状の差を認識させて、その差を埋めるための解決策を現状の視点から考えさせるに留まります。
一方でトランシングでは、「メタ認知 」を意識する事で、目標から乖離している現状の理由を
・自分のどんなマインドのブロックが
・どのように作用し続けた結果
・現在を維持しているのか?
に客観的視点であるメタ認知でフォーカスします。
これによって洞察を得たクライアントは自分のマインドを意識することで
ごく自然に目標に向かうための課題解決の道筋が自覚できるのです。
そして、その際のマインドブロックの原因を関係フレーム理論に基づいて理解し、マインドに安易に引っ張られない客観的視点を持つことで効率的に目標を達成することが可能になるのです。
もっと分かりやすく説明すると、あなたがピンク色のゾウで頭を埋め尽くされて、絶望のどん底にいるときに
主観では、自分の中のピンク色の像の存在に気づかずにいます。
実際には、こんな状態なのに主観では、この自分の中のピンク色のゾウが全く見えていないのです。
しかし、メタ認知を意識することで現状の自分自身を客観的な視点から見ることができるようになり、そこで初めて自分がピンク色のゾウにマインドを埋め尽くされている事に気づくことで
その悪影響をストップすることができるようになるのです。